徹夜したり休出したりしてわたしたちなりにベストを尽くしたのだが珍妙な関数を書く人スクリプトは結局まるで使いものにならず、新規サービスの開設が遅れまくっている。会社としてはもう後にはひけないとか。元が悲惨過ぎるのでどう直してもろくなものにはならないが、これをどうにか動くように修繕しなくてはならない。「珍妙な関数」を見た時点で全てを放棄してゼロから作りなおす判断を下すよう強く進言していれば間に合ったかもしれないがもう遅い。あの時点ではまさかまったく動かない物が納品されるとはさすがに思っていなかったしそう判断する材料もなかった。なにしろ半分も出来ていなかったのだから。嫌なことに、この修繕が終わったら、同じ物を我々で一から作りなおすことになっているのだった。なんてこった。