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日記のURL変えますた。Floating Voiceをよろしく。
はてなダイアリーの使い道はそのうち考えます。しばし中断。
つい出来心で
AmazonでiPod shuffleの1GBモデルを予約してしまう。Amazonでよかったんだろうか。だろうか。
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職場では有線放送が鳴りっぱなしになってて、たいていうざいJ-POPが流れていて、て話は前に書いたっけなあ。たぶん書いてないよな。わたしにとってはJ-POPのおよそ98%は、この世の中でも極めつきに耳障りな騒音であって、非常にこう、神経が擦り減ったりするわけだ。たまにどーにも我慢できなくなって、洋楽のヒットチャートに換えたりするのだが(もちろん、そんなのが聴きたいわけじゃない。日本語の歌と比べたら歌詞が理解できない分だけ我慢しやすいと言うだけの話。そもそも、わたしがほんとに聴きたい音楽なんてものは、有線のチャンネルには無い、と思う)、いつのまにかJ-POPになってて、その度に「それってつまり、J-POPを好きで聴いてる人もいるって事だよね」という考えてみれば当り前の事実を、軽い衝撃とともに確認しちゃったりするのであったが、そんな調子なので、いまの職場にいた一年でけっこうJ-POPに詳しくなった。ような気がするが、曲は聴いた事あっても誰が歌ってるかなんてことはやっぱり全然わかってないわけで、「ジュピター」を歌ってたのが平原さんという人だということもほんとについ最近知った。あの曲が流行ったのって、一昨年だったっけ? そういえば、一昨年の年末に実家に帰ったとき、はなわとかいう芸人を知らなかった件で家族全員から思いっ切りバカにされたんだった。20年前にキョンキョンを知らなかった親父にまで! くっそー!
んで、年末にさかんに聴かされたなんかヘンな「ラスト・クリスマス」、J-POPのチャンネルで鳴ってるくらいだからやっぱり日本人が歌ってるのかなあ、などと思っててたが、あれ、織田裕二なんですか? いやあ、驚いちゃったなあ。テレビもほとんど見ないんで(特にドラマは毛虫並みに嫌い)、ほんとに全然知らなかった。それにしても「ラスト・クリスマス」歌ってる織田裕二の顔、まるで想像できないんですけどねえ。ワム!と織田裕二を結ぶラインが見えないというか(ゲイって噂があるんですか、そういうラインなのか)。少なくとも(タイアップだから当り前鴨だけど)織田裕二が昔からワム!が大好きで!一度はカバーしてみたかったんスよねえ! なんてことは言いそうに無い気がするんだけど。実際愛情の感じられないカバーだし。とか言っては見たものの、織田裕二さんと云う方の事は顔以外はなんにも知らないのでてきとーです。
[散財記録] CD編
Kip Hanrahan /"Vertical's Currency"
スモーキー・ロビンソン風ポップアルバムになるはずだったと云う、キップ・ハンラハン86年作。1曲目はソウルバラード風、2曲目からサルサロマンティカ風になり、売れ線狙いと行っても通りそうな感じだが、ドラムソロとハンドクラップで始まる3曲目では、もうポップの影も形も無い。ジャック・ブルース、アート・リンゼイその他。
Kip Hanrahan / "A THOUSAND NIGHTS AND A NIGHT(SHAOW NIGHT1&2)"
99年リリース。千夜一夜物語をモチーフとしたシリーズの第2弾。打楽器好きにはたまらない二枚組。アメリカン・クラーヴェのアルバムを買うと、キップの長々としたライナーを読むのも楽しみの一つではあるのだが、こう細かい文字でびっしりと埋めつくされてしまうとさすがに読みきれない。
Cal Tjader / "Mambo Sangria"
カル・ジェイダーと読む。なんかAmazonにあるのとジャケが違うけど内容は同じものらしい。"Cal Tjader Plugs IN"とかいうのと"Cal Tjader Solar Heat"というのをカップリングしたもの。ゆるいイージーリスニング風ラテンジャズ。2曲目にビートルズの'Lady Madonna'が入ってたりするんだけど、しょーもない演奏だ。買って聴くまでも無い。
Roberto Roena y su Apollo Sound / "En Vivo Desde Bellas Artes"
ロベルト・ロエーナは確か、プエルトリコの国民的サルサバンド、コルティーホの楽団に加わった後、アメリカに渡ってファニア・オールスターズの踊れるボンゴ奏者(ステージで本当に踊る)として名をあげつつ、アポロサウンドを結成と言う感じの人だったと思う。ボンゴは普通指で叩くが、このひとはスティックで豪快にぶっ叩きまくる。この二枚組は芸能生活何十周年記念とかのライブじゃないかなー、とか思った。ようするに良くわからない。ライナーも付いてないし。95年作。
Ray Barretto / "Senor007"
レイ・バレットは50年代からケニー・バレルやルー・ドナルドソンなど、ジャズシーンで活動し、60年代から70年代にはファニアオールスターズのコンガ奏者としてブーガルー、サルサブームの中心人物として活躍していたコンガ奏者。近年のアルバムはジャズコーナーにおいてあることが多い。このアルバムは007シリーズの音楽をラテンにアレンジした完全なイロモノ。聴きやすいイージーなラテン。
Willie Colon / "La Gran Fuga"
ウィリー・コローンは、10代でデビュー、ワルのイメージと、エクトル・ラボーを歌手に迎えたバンドで一世を風靡したトロンボーン奏者/バンドリーダー。ファニアオールスターズの初期の中心メンバーでもあった。サルサに社会派的メッセージを導入したのもこの人が最初と言われている。71年作。ボーカルはエクトル・ラボー。
[散財記録] 書籍編
12/25の続き。
森岡浩之『星界の戦旗IV 軋む時空』(ハヤカワ文庫JA)
もちろん、貶すために買うのである。
カール・ポランニー『経済と文明』(ちくま学芸文庫)
学生のころに、いつか読もうと思ってた本。買ってもきっと読まないだろうなあ。
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給料日後につき、散財。
ビル・ミルコウスキー『ジャコ・パストリアスの肖像』(リットーミュージック)
ジャコ・パストリアスが死んだのは、わたしが高校生のころで、当時ベースをやっていたから、凄くショックだった。晩年のジャコと交流があった音楽ジャーナリストによるジャコの伝記。
シオドア・スタージョン『時間のかかる彫刻』(創元SF文庫)
サンリオから出てた『スタージョンは健在なり』の再発。
青山 南『ネットと戦争』(岩波新書)
「すばる」に連載しているエッセイの抜粋らしい。9.11以降のアメリカのネット界の話題を中心に構成している。面白いところもあり、退屈なところもあり。サイトに「出かける」という類の素朴すぎる表現がやや気になる。リンクを張るには相手の許可を貰うのが礼儀
とかさ。
新納浩幸『入門RSS』(毎日コミュニケーションズ)
オンラインの情報だけで十分だけどある程度コンパクトにまとまった解説が欲しかったので。
Various Artists / "Wig in a Box"
『HEDWIG AND THE ANGRYINCH』トリビュート。シンディ・ローパーの'Midnight Radio'がどーしても聴きたくて買った。その曲のなかで、オノ・ヨーコら女性ミュージシャンにあなたたちは正しかった!
と賛辞と共感を送っているのだが、このアルバムの中では、オノ・ヨーコその人が、サントラ中もっとも激しい怒りにみちた'Hedwig's Lament/Exquisite Corpse'を歌っている。演歌歌手のパンクみたいで最後はなんだか訳のわかんない雄叫びをあげていて、変な迫力がある。凄い。ちなみに国内盤はCCCD。ついでにいうと、日本人アーティストによるトリビュートというのもあって、これもCCCD。
Devo / "Now It Can Be Told"
Devoの懐かしいライブ盤。以前確かに持っていたはずなんだが、いくら探しても出てこないし、Amazonでかなり安かったので買ってしまった。一曲目のカントリー風バージョンの'Jocko Homo'が好きだ。
Kaki King / "Everybody Loves You"
輸入盤はエンハンスド仕様で\1531円。国内盤はCCCDで\2421。どういう商売なんだ。3月にブルーノート東京でのライブが決まったカーキ・キングのファースト。なんでもデモテープをほとんどそのままリリースしたとかいう話で。
Michel Camilo / "Rendezvous"
ドミニカ出身のラテンジャズピアニストの93年作。とことん陽性のテンションと完璧なテクニックでグイグイ押し捲る。名曲'From Within'は、ドラムをデイブ・ウェックルからオラシオ・"エル・ネグロ"・エルナンデスに交替したトリオの演奏を、『Calle 54』で見ることができる。同映画の中でも屈指の名演だと思う。10月のブルーノート東京公演でわたしが見に行ったセットのオープニングがこの曲で、いきなり絶好調に盛り上がったのだった。
Michel Camilo & Tomatito / "Spain"
フラメンコギタリストとの共演盤。アルバムタイトルどおり、リターン・トゥ・フォーエバーの名曲'Spain'を取り上げている。意外に普通。もっとはじけてもよかったのに。
Eddie Palmieri &friends / "Live at the University of Puerto Rico"
サルサ/ラテンジャズ界の最重要ピアニスト。先月買ったベスト盤のライナーに、幻の名盤、てな感じで紹介されてたプエルトリコ大学でのライブ。amazonであっさり買えてしまうものだろうか、幻の名盤が。もちろん買えることには文句は無いわけだが。安いし。ちなみに、音は最悪。だが、それがどうした、と言うか、音の悪さがむしろ当時の混沌としたエネルギーを率直に伝えていると言うか。超ハイテンションヘヴィーサルサ'Vamonos Pal' Monte'で始まる怒涛の全10曲。エディ・パルミエリといえばシンシン刑務所ライブが名高いが、演奏のキレはこっちの方が上なんじゃないかと言う気がする。可能な限り音量をあげて聴くべき一枚。
Various Artists / "Salsahits 2005"
サルサの年間ベストのシリーズなのだが、今年に限っては、若手のミュージシャンによる名曲カバー集となっている。一種のオールスターものと言う感じ。あまり期待してなかったのだが、演奏のクオリティは非常に高く、現代風のスピード感と音圧でついつい引きこまれてしまう。とくにエクトル・ラボーの'Mi Gente'のカバーは歌手の声もエクトル・ラボーの哀愁ただようかすれ具合とちょっと似たところがあってかなり泣ける仕上りになっている。上述'Vamonos Pal'Monte'も入ってる。お買い得。
まだまだ買っているのだが、なんか疲れてきたので、続きはまた。