アイ・ロボット

池袋シネマサンシャインにて。土曜日の18:00の回で客の入りは客席の半分くらい。

アシモフってあんまり読んだこと無いし、読んだのもずいぶん昔だからあんまり覚えてないんだけど。三原則ミステリーになってないところがSFファン的に物足りないと思いました。まあ、SFファンは一般人ではない賎民でありまして、一般人の嗜好を優先させるべきなので、あんなもんでいいのかな、という気もするわけですが。あと、キャルビン博士がハリウッド流、頭空っぽの便利な女に落ちぶれてました。残念です。

落ちは素人が思い付きそうな、人類はもうダメダメだから以下略ってやつで、B級SFそのもの。そーゆーのはもう、一般人の皆さんも飽きていらっしゃるのではないかとやや心配。三原則から論理的に導かれると主張されるんだけど、ちょっと無理なんじゃないかと。もしかしたらアシモフにあんな話があるんだっけ?

でも、最後のカットはSFファンが大好きなSFアートそのもので、これだけで全部とは言わないけどほとんど許せる! と思いました。美しい!